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住宅ローンの滞納9ケ月~10ヶ月

どんな状況?

聞き取り調査開始

競売の期間入札通知が届く。

 

住宅ローン滞納から9~10ヶ月が任意売却のラストチャンスになります。 競売開始決定通知後1~2ヶ月程度で、裁判所の執行官が現況調査を行います。 この調査は法律に基づいて強制的に行われることになっており、調査に協力しない場合は持ち主の許可なく鍵などを開けられ、自宅に入り写真撮影などされることになります。

現況調査では入居者やその家族への聞き取り調査も行われます。
この調査を行ってから、競売の期間入札通知書が裁判所から届くことになります。
この通知書は競売の入札の開始日から終了までの期間および入札の開札日を記載したもので、この通知書が届くと競売終了までの時間はあとわずかしか残されていません。
この時期が任意売却のラストチャンスになりますので早急に動くようにしてください。

競売での入札者がその代金を払うまでは任意売却は可能ですが、短い期間の間に入札価格よりも高額で購入してくれる人を見つけなければなりません。ただし競売にかけられた物件であっても、そのうちの10~15%は取り下げになることが多いので諦めずに相談することをお勧めします。

競売の期間入札通知書とは、裁判所から送られてくる競売にかけられる物件の入札の開始から改札期日が記載された通知書のことで裁判所から送られてきます。
このように競売にかけられる不動産は、入札の2週間前までに裁判所、あるいはその庁舎内にある掲示板にその公告が出されることになっています。この通知が来る頃までが任意売却が開始できるぎりぎりの時期であるといえます。

改札期日の前の日まで競売の取り下げをしてもらうこともできますが、実際にはここまでに債権者に納得してもらう不動産の売買契約を締結することは不可能です。

そのため、可能な限り早く専門家に相談し、任意売却の可能性を少しでも広げましょう。現況調査が入ってしまってからはもちろん、競売開始決定通知が届いたあとでも競売の取り下げができる可能性はゼロではありません。

自宅を競売にかけられてしまうと、引っ越しが自分の自由にできないばかりか、相場の7割ほどの価格でしか売却できなくなってしまいます。任意売却をして少しでも自宅を高値で売却し、ローンの残債の返済負担を軽くし、引っ越し資金、再スタートのお金を手元に残すようにしていきましょう。

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